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キャンプで飲むワインの選び方

キャンプで飲むワインの選び方 Tips

こんにちは、オイジーです。

みなさまは「キャンプ」はお好きですか?

オイジーは「趣味:キャンプ」と履歴書に書けるほどに好きです。

先日、ワイン業界の友人と一緒にキャンプをしました。

そこでワインを飲み、色々と気づきがあったのでまとめてみようと思います。

キャンプで飲むワインは旨い

キャンプで飲むワイン、おいしかったですね~。

そして

「キャンプで飲むワインには無限の可能性があるぞ・・!」

ということと

「これは注意しなくてはいけない・・!」

ということも多々あったので、記事にしてみました。

お庭BBQやデイキャンプ、泊りのキャンプなど、

シチュエーションを想定したワインの選び方

までたどり着けるように書いてみようと思います。

”キャンプ”でワインを飲むときの気を付けたいこと

まずは、外でワインを飲むとき、留意しなければいけないことは。

「繊細なワインのディティールをキャッチするのが難しい」

ということです。

”外”は情報量が多く、普通に「風」が香りを飛ばしてしまいます。

良くも悪くも「風、雨、日光や日陰、焚火や野草の香り」が無秩序に存在しているということを念頭においた方が良いです。

”キャンプ”で飲むのに、向かないワイン

よって

「繊細なワイン」、「複雑なワイン」、「熟成したワイン」などは室内で飲むのが良いでしょう。

やはり室内の、集中できる環境が適しています。

ではどういうワインが良いのか?ということを考えていきたいと思います。

”キャンプ”で飲むのに、向いているワイン

日差しの暖かい”日中”の話

まずは日差しの暖かい、”日中”の話をしていこうと思います。

こちらの記事でも詳しく解説しています。

強めの香りのあるワイン

ひとつは、

「風で飛ばされたくらいでは、放つのをやめないくらい香りのあるワイン」

です。

風で飛ばされてしまうなら、それを上回るワインでいこうという魂胆です。

普段なら「しつこすぎるな」と思うくらいのワインがちょうどよかったりします。

具体的には、以下のようなワインです。

【強めの香りがあるワイン】

豊かなハーブ香のあるワイン
  (ロワール、ボルドー、NZのソーヴィニヨン・ブランなど)

トロピカルなワイン
  (ローヌのヴィオニエなど)

フルーツのアロマが豊かなワイン
  (アルザスのゲヴェルツトラミネール、イタリアのマルヴァジーアなど)

スパイシーなワイン
  (ローヌや豪州のシラー、イタリアのアリアニコなど)

オイリーなワインもいい

オイリーなワインは良いんです。

粘性がある、というより「膜」を張ったようなワイン。

この膜が風味を飛ばさずに、味覚、嗅覚まで届けてくれます。

【オイリーなワイン】

・産膜酵母などで「膜」が張られているように感じるワイン。
  (ジュラのサヴァニャンなど)

味わいで楽しめるワイン

香りで飛ばされてしまうなら、味わいで楽しめるワインを選べば良い。

ということで

「果実味の豊かなワイン」

「ジューシーなワイン」

というのも良いですね。

【味わいで楽しめるワイン】

果実味の豊かなワイン
  (南仏やスペインのグルナッシュ、ボジョレーのガメイなど)

ジューシーなワイン
  (イタリアのプリミティーヴォ、モンテプルチアーノ・ダブルッツォなど)

ピュアなワインが旨い

「ピュアなワイン」がやたらと旨いのが”外”です。

ピュアなワインというのは、いわゆる

・ナチュールワイン

・ナチュラルワイン

・自然派ワイン

と呼ばれる類のものです。

これらに共通する酸化防止剤の少なさ、これによる活きの良い酸が感じられるワインというのが冒頭申し上げた

「風、雨、日光や日陰、焚火や野草の香り」

とよく合うんです。

マリアージュとは

料理 × ワイン × “環境”

ということが実感できるのもキャンプならではです。

”キャンプの夜”に飲みたいワイン

さて日が沈み、薄暗くなってきました。

”夜”になってくると少し事情は変わります。

だいたい日中の話はそのまま引き継げる

”夜”といえど”外”ではありますので、日中の条件がそこまで大きく変わるわけではありません。

ですので日中の話はだいたいそのまま適用できます。

しかし暗くなってきたことで、思いの外集中できます。

しかしなによりも強調したいのがこちら。

焚火の炎が、ワインを開かせてくれる。

これは目から鱗でした。

焚火の炎のじんわりくる温かさが、いつもよりワインを開かせてくれるんです。

これは、「焚火の炎」だからこそ、「よりほどいてくれた」ように感じたんです。

これ焚火の炎の性質を考えると、気のせいじゃなさそうなんです。

「遠赤外線」がワインを開かせてくれた

焚き火の炎は遠赤外線を放出します。

遠赤外線とは、物体の表面ではなく、内部から温める性質があります。

とくに液体はなおさら。

なので

じんわり熱が伝わるので、ワインがショックを受けずに

「自然にじんわり開いていく」

感じになるわけです。

しかし、これにも向き不向きがあります。

温度の「焦点の幅」が狭いワインは気をつけた方が良い

じんわり温まるとはいえ、暖かいわけです。

ワインは温度に敏感であります。

特にエレガントで線の細いワイン

また、酸で飲ませるワイン

温度の焦点の幅が狭い」んです。

なので、暖かくなりすぎるとぼやけます。

なので、もう少し帯域の広いワインが良いです。

「果実味の豊か」なワインが良い

となるとやはり焚き火の前で飲むワインも

果実味の豊かなワインが良い」

特にしっとりとした、果実の広がりのあるワインであれば

ある程度の温度上昇があってもカバーできる懐の広さがありますし、むしろそのくらいがおいしかったりします。

【キャンプの夜に飲みたいワイン】

・日中よりも、少しエレガントなワイン
  (トスカーナのロッソ・ディ・モンタルチーノ、ランゲ・ネッビオーロ、ブルゴーニュの広域など)

・日中よりも、少し複雑なワイン
  (ブルゴーニュ、ローヌ、ピエモンテ、トスカーナの中級キュヴェ(村名格))

・”温度の焦点の幅が広い”果実の豊かなワイン
  (南仏のグルナッシュ/シラー、ボルドー、タウラージ、アマローネ、スーパータスカン、

まとめ

では最後に、まとめていきたいと思います。

【外で飲んで美味しいワインまとめ】

”日中”に飲んでおいしいワイン

【強めの香りがあるワイン】

豊かなハーブ香のあるワイン
  (ロワール、ボルドー、NZのソーヴィニヨン・ブランなど)

トロピカルなワイン
  (ローヌのヴィオニエなど)

フルーツのアロマが豊かなワイン
  (アルザスのゲヴェルツトラミネール、イタリアのマルヴァジーアなど)

スパイシーなワイン
  (ローヌや豪州のシラー、イタリアのアリアニコなど)

【オイリーなワイン】

・産膜酵母などで「膜」が張られているように感じるワイン。
  (ジュラのサヴァニャンなど)

【味わいで楽しめるワイン】

果実味の豊かなワイン
  (南仏やスペインのグルナッシュ、ボジョレーのガメイなど)

ジューシーなワイン
  (イタリアのプリミティーヴォ、モンテプルチアーノ・ダブルッツォなど)

”夜”に飲んでおいしいワイン

・日中よりも、少しエレガントなワイン
  (トスカーナのロッソ・ディ・モンタルチーノ、ランゲ・ネッビオーロ、ブルゴーニュの広域など)

・日中よりも、少し複雑なワイン
  (ブルゴーニュ、ローヌ、ピエモンテ、トスカーナの中級キュヴェ(村名格)など)

・”温度の焦点の幅が広い”果実の豊かなワイン
  (南仏のグルナッシュ/シラー、ボルドー、タウラージ、アマローネ、スーパータスカンなど)

おわりに

いかがでしたでしょうか?

キャンプで飲んでおいしいワイン。

自然と共に飲むワインは、いつもとのマリアージュに”環境”という要素をプラスしてくれます。

夜、焚き火の特異性がワインに意外な効果があったことにも驚きました。

もしかしたら生産者が収穫のときなどに、畑で飲むワインもこんな感じなのかもしれませんね。

ぜひキャンプの際には、参考にしてみてください。

では、また。

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